3日前場の日経平均株価は、前日比76円18銭高の3万7546円85銭と3日ぶりに反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.31ポイント安の2773.98ポイントと3日続落した。現地2日の米国株高を受けて、買いが先行。その後は上値が重い場面もみられたが、ドル・円相場が足元で1ドル=143円台の前半と朝方の水準よりも円安方向にあることを支えに、日経平均は午前10時50分に同258円78銭高の3万7729円45銭を付けた。ただ、買い一巡後は上値が重く新たな買い手がかりに乏しいこともあり、戻り待ちの売りに押された。
東証プライム市場の出来高は7億8401万株、売買代金は1兆9831億円。騰落銘柄数は値上がりが545銘柄にとどまり、値下がりは1021銘柄、変わらずは63銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち13業種が上昇、20業種が下落した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、ディスコ、菱重工などの機械株が上昇。王子HD、日本紙などのパルプ紙株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も高い。ソニーG、三菱電などの電気機器株や、コクヨ、任天堂などのその他製品株も堅調。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、信越化、花王などの化学株もしっかり。一方、東電力HD、東ガスなどの電気・ガス株や、三井不、住友不などの不動産株、伊藤忠、三菱商などの卸売株が安い。
個別では、ソシオネクス、ラウンドワン、内田洋、JMDC、伊藤園が上昇。半面、ADWAYS、日ヒュム、JCRファマ、松屋、日本通信などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社