8日後場は日経平均株価が、前日比761円33銭高の4万1820円48銭と4日続伸した。TOPIX(東証株価指数)は同36.29ポイント高の3024.21ポイントと上昇し、連日で史上最高値を更新し初めて3000ポイントに乗せた。現地7日の米国市場では、利下げ期待からハイテク株が堅調に推移し、ナスダック総合指数が終値ベースでの史上最高値を更新。日本株も、指数寄与度の高い銘柄を中心に買いが先行。赤沢経済財政・再生相が、米国との相互関税の負担軽減措置を巡り、米国側が大統領令の修正を約束したと発表したことも支援材料となった。日経平均は午後零時47分に同974円77銭高の4万2033円92銭を付け、取引時間中としては7月24日以来約2週間ぶりに4万2000円台に乗せた。買い一巡後は大幅高の反動や週末要因から上値は重く、上げ幅を縮小して取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は27億3959万株、売買代金は6兆7792億円。騰落銘柄数は値上がりが1067銘柄、値下がりは496銘柄、変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が上昇。バンナム、任天堂などのその他製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も高い。オリックス、JPXなどのその他金融株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、INPEX、石油資源などの鉱業株もしっかり。一方、帝人、東レなどの繊維株や、中外薬、参天薬などの医薬品株が安い。
そのほか、宮越HD、日本化、ダイフク、Jリース、ホシザキが上昇。半面、ホトニクス、チャームケア、テスHD、SWCC、KLabなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社