16日後場は日経平均株価が、前日比784円82銭安の4万9383円29銭と大幅続落。TOPIX(東証株価指数)も同60.97ポイント安の3370.50ポイントと3日ぶりに急反落した。現地15日の米国株式市場では、公表が遅れている11月雇用統計の発表を16日に控え、様子見姿勢が強まりNYダウが続落、ナスダック総合指数は3日続落。東京市場も、米国株の弱い動きや円高を受け売りが先行。軟調な展開が続き午後零時34分には、同812円24銭安の4万9355円87銭を付けた。その後、戻りを試す場面もみられたが、上値は重かった。終値ベースで5万円を割り込むのは3日(4万9864円68銭)以来、2週間ぶり。
東証プライム市場の出来高は22億4365万株、売買代金は5兆3138億円。騰落銘柄数は値上がり216銘柄、値下がりは1345銘柄と8割を超えた。変わらずは47銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が下落。INPEX、石油資源などの鉱業株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も安い。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も軟調。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も弱かった。一方、JAL、ANAなどの空運株や、王子HDなどのパルプ・紙株、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株が高い。
そのほか、TBASE、ユニオンツル、武蔵精密、三井ES、東邦鉛が下落。半面、MDV(監理)、LinkUG、パーク24、マンダム(監理)、プロレドPなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社