24日前場は日経平均株価が、前日比812円18銭高の4万1983円50銭と続急伸。TOPIX(東証株価指数)も同54.46ポイント高の2980.84ポイントと大幅に3日続伸した。日経平均は午前11時6分に、同833円60銭高の4万2004円92銭まで上昇し、24年7月11日以来となる4万2000円台を回復。TOPIXは、同7月11日に付けた取引時間中の史上最高値(2946.60)を更新した。現地23日の米国株式市場で、日米関税交渉の合意を受け、他の国や地域との交渉も進展するとの期待感が高まりNYダウ、ナスダック総合指数が上昇。日本株も朝方から買い先行で取引を開始。心理的なフシ目の4万円を超えたことで、投資家心理が好転したことも支援材料となったもよう。
東証プライム市場の出来高は11億614万株、売買代金は2兆8231億円。騰落銘柄数は値上がりが1395銘柄と8割を超えた一方、値下がりは193銘柄だった。変わらずは35銘柄。
業種別では、全33業種が上昇した。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、ダイキン、菱重工などの機械株も堅調。リクルートH、セコムなどのサービス株や、アシックス、任天堂などのその他製品株、MS&AD、東京海上などの保険株もしっかり。
そのほか、ブロンコB、OBC、信越ポリ、キヤノンMJ、洋エンジが上昇。半面、航空電子、JTEC、GMOFG、GMOインタ、フジHDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社