14日前場は日経平均株価が、前日比847円29銭安の5万434円54銭と3日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)も同27.59ポイント安の3354.13ポイントと5日ぶりに下落した。現地13日の米国では利下げへの期待感が後退し、NYダウが5日ぶりに反落、ナスダック総合指数は3日続落した。東京市場も米国株安の動きを受け、売りが先行。キオクシアのストップ安も半導体株への警戒感を招いている。日経平均は午前9時9分に、同1035円23銭安の5万246円60銭を付けた。売り一巡後は、下げ渋る動きをみせ、落ち着きどころ探る展開となっている。
東証プライム市場の出来高は12億5389万株、売買代金は3兆4694億円。騰落銘柄数は値上がりが605銘柄、値下がりは934銘柄、変わらずは74銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株が下落。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、ソフトバンク、ソフバンGなどの情報通信株も安い。大成建、大林組などの建設株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も軟調。バンナム、任天堂などのその他製品株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株も弱い。一方、INPEXなどの鉱業株や、三井不、菱地所などの不動産株が高い。
そのほか、キオクシア、荏原、PKSHA、JVCKW、センコーGHが下落。半面、伊藤忠食品、ダイヤHD、GMOPG、YACHD、セグエなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社