22日午前10時すぎの日経平均株価は、前週末比880円程度高い5万400円前後で推移する。午前9時53分には、同923円50銭高の5万430円71銭を付けている。取引時間中としては16日以来、約1週間ぶり。現地19日の米国株式市場では、引き続き、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが来年も続くとの見方が優勢で、NYダウ・ナスダック総合指数が続伸。東京市場も、米国株高や日銀の金融決定会合後に進んだ円安もあり、強い地合い継続している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末19日の大阪取引所清算値比760円高の5万320円だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株が上昇。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株も高い。ディスコ、菱重工などの機械株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株もしっかり。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株や、JAL、ANAなどの空運株が安い。
そのほか、KOKUSA、野村マイクロ、芝浦、日東紡、サムコが上昇。半面、JIA、西松屋チェ、KLab、ADワークス、ニトリHDなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=157円台の半ば(前週末19日は156円73−75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=184円台の半ば(同183円49−53銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社