市況(場況)

日経平均は897円高と大幅高、一時4万3000円に急接近も利益確定売りに押される=12日後場

 12日後場は日経平均株価が、前週末比897円69銭高の4万2718円17銭と大幅に5日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同42.16ポイント高の3066.37ポイントと上昇した。終値ベースでは、日経平均が24年7月11日の史上最高値(4万2224円02銭)を大きく更新、TOPIXは連日で史上最高値を塗り替えた。現地11日の米国株式は下落したが、前週末8日に米ナスダック総合指数が連日で終値ベースでの史上最高値を更新していたことから、3連休中の先物の上げにサヤ寄せしてスタート。東京市場も前週末の強い地合いが継続。日経平均は午後2時ちょうどには、同1179円23銭高4万2999円71銭を付けている。ただ、その後は短期的過熱感が警戒され、利益確定売りに押され上げ幅を縮小して取引を終えている。

 東証プライム市場の出来高は27億8177万株、売買代金は6兆8640億円。騰落銘柄数は値上がりが964銘柄、値下がりは600銘柄、変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。三井金、フジクラなどの非鉄金属株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株もしっかり。一方、TOPPAN、任天堂などのその他製品株や、出光興産、コスモエネHなどの石油石炭製品株が安い。

 そのほか、新電元、アンビス、ゼンショーH、不二製油、サンリオが上昇。半面、GENOVA、ブレインP、NXHD、artien、DITなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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