市況(場況)

日経平均は909円高と大幅に4日続伸、初3000台乗せのTOPIXともに高値引け=8日前場

 8日前場は日経平均株価が、前日比909円53銭高の4万1968円68銭と大幅に4日続伸。7月の年初来高値(4万1826円)の水準を上回った。TOPIX(東証株価指数)も同49.19ポイント高の3037.11ポイントと上昇し、両指数ともに前場の高値で取引を終了した。TOPIXは初めて3000ポイント台に乗せ、連日で取引時間中の史上最高値を更新した。現地7日の米国市場では、利下げ期待からハイテク株が堅調に推移し、ナスダック総合指数が終値ベースでの史上最高値を更新。日本株も、指数寄与度の高い銘柄を中心に買いが先行。赤沢経済財政・再生相が、米国との相互関税の負担軽減措置を巡り、米国側が大統領令の修正を約束したと発表したことも支援材料となり、前場終了にかけて堅調に推移した。

 東証プライム市場の出来高は14億2485万株、売買代金は3兆5592億円。騰落銘柄数は値上がりが1056銘柄、値下がりは499銘柄、変わらずは66銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、2業種が下落、1業種が変わらず。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も高い。バンナム、任天堂などのその他製品株や、三井不、菱地所などの不動産株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株もしっかり。一方、中外薬、参天薬などの医薬品株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株が安い。

 そのほか、日本化、宮越HD、Jリース、ダイフク、ホシザキが上昇。半面、チャームケア、テスHD、KLab、フルヤ金属、ホトニクスなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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