16日前場の日経平均株価は、前日比96円12銭安の3万7659円39銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同5.16ポイント安の2733.80ポイントと下落した。ドル・円が、きのう15日よりも円高方向に振れていることを受け、朝方から売りが先行。日経平均は午前10時7分に、同276円30銭安の3万7479円21銭を付けた。その後は、値ごろ感や円高一服によって押し目を拾う動きが出て下げ渋った。
東証プライム市場の出来高は9億2272万株、売買代金は2兆1451億円。騰落銘柄数は値上がりが717銘柄、値下がりは854銘柄、変わらずは57銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、三井不、住友不などの不動産株も安い。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株も軟調。東ガス、大ガスなどの電気・ガス株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も弱かった。一方、郵船、商船三井などの海運株や、アステラス薬、第一三共などの医薬品株が高い。
個別では、ラックランド、ソースネクス、野村マイクロ、ダイコク電、UMCエレが下落。半面、Pアルファ、明治電機、コプロHD、Jフロント、サイバーなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社