4日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比90円程度高い3万9875円前後で推移する。朝方から買い先行スタートし、寄り付き直後の午前9時0分に同4万12円66銭と、3日ぶりに心理的なフシ目の4万円を回復した。戻り待ちの売りに押される格好となり、下げ転換する場面もみられたが、切り返している。現地3日の米国株式市場は、独立記念日の前日で午後1時までの短縮取引ながら、6月雇用統計の好調を受けてNYダウが反発、ナスダック総合指数は続伸し2日連続で終値ベースの史上最高値を更新した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比400円高の4万120円だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。アシックス、任天堂などのその他製品株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株も高い。東電力HD、大ガスなどの電気・ガス株や、ソニーG、キーエンスなどの電気機器株も堅調。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、菱地所、住友不などの不動産株もしっかり。一方、テルモ、HOYAなどの精密機器株や、郵船、商船三井などの海運株が安い。
個別では、霞ヶ関キャピ、キユーピ、アニコムHD、栗本鉄、良品計画が上昇。半面、アドクリ、メドレー、野村マイクロ、キオクシア、オンワードHなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(3日は143円86−88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の前半(同169円76−80銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社