電子部品大手の村田製作所が3日続伸、102円高の3503円を付けた。10日付の日本経済新聞は、同社がCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を通じ量子暗号通信を手がける米アリロ・テクノロジーズに出資するなど、次世代技術の知見獲得に力を入れていると報じ、材料視された。
同紙によれば、アリロはハーバード大学発の新興企業で19年に創業。秘匿性が高く量子コンピューターでも破れない「量子暗号通信」向けのソフトウエアを開発している。現時点では、同社が持つ電子部品の用途は未定だが、アリロなどと連携し、将来は量子暗号通信向けに部品を供給することを検討するという。
10日の終値は、前日比5円高の3406円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社