科研製薬が反落、前週末比189円安の3671円を付けた。前週末26日引け後、26年3月期の連結業績予想を引き下げ、嫌気された。
26年3月期の業績予想で、売上高を880億円から863億円(前期比8.2%減)に、営業利益を52億円から21億円(同90.0%減)に引き下げた。売上高は、主に国内の医薬品における競合品の影響などを受ける。利益面では、売上高の減少に加え、同種(他家)滑膜間葉系幹細胞由来三次元人工組織「gMS1」に関するライセンス契約での一時金の支払いや、遺伝性血管性浮腫の長期予防薬「ナベニバルト」の日本における開発および販売に関する提携およびライセンス契約締結による契約一時金の計上などの影響を織り込んだ。
29日の終値は、前週末比187円安の3673円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社