電通グループが急落、463円安の2691円を付けた。14日引け後、25年12月期の連結業績予想(IFRS)の引き下げと、期末配当予想を未定に修正し、嫌気された。
25年12月期の業績予想で、収益を1兆4940億円から1兆4332億円(前期比1.6%増)に、営業損益は660億円の黒字から35億円の赤字(前期は1249億9200万円の赤字)に引き下げた。日本事業は引き続きプラス成長を見込む。一方、海外事業は、メディアは新規獲得も好調で比較的安定的に推移するが、CXMについては厳しい事業環境が続き回復が遅れるほか、クリエイティブでも既存クライアントの案件失注や予算縮小などの厳しい環境が継続することなどを織り込んだ。配当については、第2四半期末は無配(前期実績69.75円)に、期末配当予想は未定(同69.75円)とした。
第2四半期累計(1−6月)の決算は、収益が6839億400万円(前年同期比0.4%増)、営業損益は365億4500万円の赤字(前年同期は257億3000万円の黒字)に転落した。
15日の終値は、前日比401.5円安の2752.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社