17日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=148円台後半でしっかりしている。朝方、148円ちょうど近辺だったドル・円は、国内輸入企業などの実需のドル買い・円売りが入ったと伝わったことや、20日の参院選で与野党が消費税減税や現金給付など財政悪化を志向しているとの見方が強まり、一時148円70銭近辺まで上値を伸ばす場面があった。午後に入ると、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長解任論への警戒感や、米6月小売売上高の発表を前に積極的なドル買いはいったん後退。ただ、その後は日経平均株価のプラス転換にツレて、引けにドル・円も148円80銭近辺まで上伸した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
市況(場況)