2日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=148円近辺で推移している。朝方は147円ちょうど近辺でもみ合っていたが、国内輸入企業による実需のドル買い・円売りを支えに強含みの展開となった。道東地域金融経済懇談会に出席した日銀の氷見野副総裁からは市場が期待したほどのタカ派的な発言がなく、利上げに慎重さがうかがえたとの見方からドル買い・円売りが加速。午後には自民党の両院議員総会で石破首相が「しかるべき時にきちんと決断する」などと述べたことが伝わり、ドル・円は148円ちょうど近辺まで上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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