23日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=147円台に乗せ上伸した。朝方、日米関税交渉が合意し不透明感が後退したことを受け、日銀の利上げ観測が想起され、ドル・円は一時146円20銭近辺まで円買い優勢で進んだ。ただ、その後、石破茂首相が8月までに退陣する意向を固めたと伝わり、次期連立政権が積極的な財政政策に動くとの見方が広がると、円売り優勢の流れとなり、ドル・円は一時147円20銭近辺まで上伸した。なお、市場の一部で注目された内田眞一日銀副総裁の発言は新味に乏しく、ドル・円への影響は限定的だった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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