9日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=147円ちょうど近辺で推移している。トランプ米大統領が銅や医薬品への追加関税を課す方針を明らかにしたことで米インフレ加速が意識され、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げしにくくなるとの見方から時間外で米長期金利が上昇し、ドル買い・円売りが継続。昼すぎには147円20銭近辺まで上昇した。上昇ピッチが速いこともあり、午後は利益確定目的のドル売りなどに押されて上げ幅を縮めたが、147円割れの水準で下げ止まるなど底堅く推移した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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