9日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=156円台前半で推移している。9−10日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて様子見ムードが強かった。午前中は片山さつき財務相が閣議後の記者会見で、午後は高市早苗首相が衆院予算委員会で、それぞれ為替に言及したものの、市場の反応は薄かった。夕方に日銀の植田和男総裁の発言機会があることも見送りムードを強める一因になった。一方、午後は米長期金利が時間外取引でやや上昇基調を強めたことから、ドル買い・円売りがやや強まった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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