住友商が上げ幅を拡大、116円高の3614円を付けた。1日午後1時、自社株取得枠の設定と消却を発表し、材料視された。
自己株取得枠は、上限3500万株(自己株を除く発行済み株式数の2.9%)・800億円。取得期間は5月2日から26年3月31日まで。資本効率の向上および株主還元の充実を図るため、自己株の取得を決めた。また、今回取得したうち、株式報酬として充当を見込む100万株を除いた全株を消却するとした。
26年3月期の連結業績(IFRS)では、純利益5700億円(前期比1.4%増)を予想。配当は、第2四半期末70円(前期実績65円)、期末70円(同65円)の合計140円(同130円)に増額する見込み。25年3月期決算は、収益が7兆2920億8400万円(前期比5.5%増)、純利益が5618億5900万円(同45.4%増)だった。
1日の終値は、前日比75円高の3573円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社