Liberaware(リベラウェア)が10日午後1時30分、九州電力と資本・業務提携すると発表した。当初は買い人気を集め上げ幅を拡大する場面がみられた。ただ、買い一巡後は、一転して売りが優勢となるなど荒い値動きとなっている。
資本提携では、同社が九州電を割当先として3万8500株の第三者割当増資を実施し、手取り概算金4950万円を調達。電力事業に即したドローン、ロボットやデジタルツインの研究開発費用に3500万円、九州エリアにおける電力インフラ点検モデル確立のための営業、マーケティング費用として1400万円を充てる。
業務提携では(1)九州地域をはじめとした電力インフラ設備点検の協働および持続可能なインフラ維持管理モデルの構築(2)ドローン、ロボット等を活用した電力事業の点検・保守の高度化(3)デジタルツインの点検・保守・管理における利用促進(4)電力設備点検(屋内等)に特化したハードウェア、ソフトウェアサービスの共同開発――などを進める。
同時に26年7月期第1四半期(25年8−10月)の連結決算を発表。売上高は2億9400万円(前年同期は単体決算のため比較はなし)、営業赤字は6億1400万円だった。
10日の終値は、前日比186円安の1210円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社