動物病院運営のWOLVES HANDが10日午後1時25分、褐藻類由来成分フコキサンチンの主要代謝物であるフコキサンチノールを活用した、獣医療領域では初となる化学療法の研究プロジェクトを開始すると発表、材料視された。
フコキサンチノールは、昆布やワカメ、モズクなどの褐藻類や植物プランクトンに含まれるカロテノイド色素「フコキサンチン」の主要代謝物。ヒトのがん治療領域の基礎研究では、炎症シグナルや細胞周期、細胞の生存機構に関連するさまざまな経路に対してフコキサンチノールが作用する可能性が示唆されている。同社の獣医先端医療研究所では、これらの学術的知見を踏まえ、フコキサンチノールの生体作用の理解を深めるとともに、がん領域における応用可能性を科学的に検討する研究プロジェクトを立ち上げ、まずは口腔内メラノーマ(悪性黒色腫)への抗がん作用の臨床研究を開始するという。
10日の終値は、前日比13円安の1784円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社