レーザー複合機やプリンターなどを手掛けるブラザー工業が急騰し、3日続伸、前日比354.5円高となる3000円を付けた。10日引け後、26年3月期業績予想(IFRS)の上方修正を発表し、買い人気を集めた。
通期の連結業績予想について、事業セグメント利益を777億円から800億円(前期比3.0%増)に、営業利益を699億円から820億円(同17.3%増)に、それぞれ引き上げた。為替の円安やカラオケ店舗事業の譲渡益などを反映させた。為替前提は、1ユーロを160円から165円に見直した。
第2四半期累計累計(25年4−9月)業績は、事業セグメント利益が408億4200万円(前年同期比5.0%減)、営業利益は387億2300万円(同0.5%増)だった。P&S(プリンティング&ソリューションズ)とマシナリー事業が業績をけん引した。
11日の終値は、前日比342.5円高の2988円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社