王子ホールディングスは11日、グループの王子マテリアが、美粧印刷に特化したクラフト紙、「晒(さらし)光沢原紙」「未晒(みざらし)光沢原紙」を開発し、6月から順次本生産を開始すると発表した。
今回、王子マテリアが市場に投入するのは、茶色の「未晒光沢原紙」と、白色の「晒光沢原紙」の2種類。「晒光沢原紙」については、従来の片艶クラフト紙と比べて白色度が高く、シャープで冴えのある印刷再現が求められるシールラベルや食品蓋材の基紙としても適しているという。「未晒光沢原紙」と併せ、各種包装資材に留まらず、ラベル用途、書籍などのグラフィック用途まで、幅広い用途向けのクラフト紙に仕上がったとしている。
11日の終値は、前日比20円高の699.8円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社