調剤薬局やドラッグストアを展開するアインホールディングスが、ストップ高の7072円(前日比1000円高)まで買われた。年初来高値を更新。11日引け後、26年4月期業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。
同社の26年4月期の連結営業利益は283億円(前期比68%増)に拡大する見通し。従来は219億円と予想していたが、調剤薬局「さくら薬局」を経営するクラフト(東京都千代田区)の買収が業績を押し上げる。また、調剤薬局事業でも、高額医薬品の処方により処方箋(せん)単価が上昇している。EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額+株式報酬費用+持ち分による投資損益)予想は392億円から510億円(前期比64%増)に引き上げた。
これを受け、野村証券ではアインHDのレーティング「Buy」(3段階中最上位)を継続。目標株価を7900円から8900円に引き上げた。この日の株価は22年11月以来の7000円台回復となった。
12日の終値は、前日比823円高の6895円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社