明治ホールディングスは12日、7月1日出荷分からチーズ、バター・油脂類、8月1日出荷分からヨーグルト、牛乳、飲料、プロテイン飲料、宅配専用商品、9月1日出荷分からアイスクリーム、常温クリーム類、スープの値上げを実施すると発表した。
原材料価格は、多くの原材料で高止まりの状態が続くなか、人手不足や社会情勢に伴うエネルギーコストの上昇など製造、流通に関わるコストも上昇。また、飼料価格の高騰などにより生乳生産コストが上昇しているなか、指定生乳生産者団体と6月1日から乳製品向けの生乳取引価格を、8月1日から飲用向け・発酵乳など向けの生乳取引価格を引き上げることで合意している。同社では、これらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてきたが、現状の価格による販売の継続が難しい状況と判断、製品価格の値上げを決めた。
12日の終値は、前日比15円高の3215円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社