レゾナック・ホールディングスは13日、日本製鉄およびグループの日鉄エンジニアリング、富山大学の4者で、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/二酸化炭素排出削減・有効利用実用化技術開発」に対し、「二酸化炭素由来メタノール経由青酸、グリシン製造の研究開発」を提案し、5月1日に採択されたと発表した。
今回のプロジェクトでは、製鉄所や火力発電所などから排出される二酸化炭素からグリシンを一貫製造する技術を確立する。具体的には、20−24年度に日本製鉄、日鉄エンジニアリング、富山大学などが実施した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/二酸化炭素排出削減・有効利用実用化技術開発/化学品への二酸化炭素利用技術開発/二酸化炭素を原料としたパラキシレン製造に関する技術開発」において得られた成果を用い、更なる収率向上を目指し、低温下でメタノールを合成する実用的な触媒プロセスを開発するとしている。
13日の終値は、前日比35円安の3104円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社