三井E&Sは15日、商船三井グループの宇徳が、横浜港南本牧ふ頭コンテナターミナルに導入した、ニアゼロエミッション型タイヤ式トランスファークレーン(RTG)について、駆動システムを従来のディ−ゼルエンジン発電機から水素燃料電池パワーパックへ換装したと発表した。
同社によると、水素燃料電池パワーパックによる稼働に向け、水素燃料を活用した荷役機械の開発を長年にわたり進めており、港湾のゼロエミッション化に向けた基盤を構築。同社が技術支援及び換装したRTGは、宇徳が行う「水素を燃料とする荷役機械の現地実証業務」で、水素のみを燃料とした、ゼロエミッション荷役機械として、南本牧ふ頭コンテナターミナルでの稼働実証が開始された。それにより、港湾での二酸化炭素排出の削減が可能となり、港湾におけるカーボンニュートラルの実現に貢献するとしている。
15日の終値は、前日比32円安の2638円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社