NECは15日、「東京国際空港制限区域内車両制御用設備(Vehicle Management Equipment:VME)」の構築を完了したと発表した。
VMEは、自動運転車両と連動する信号設備や死角を補うカメラ設備などで構成され、東京国際空港(羽田空港)の制限区域内で運用が開始された。12月から、ANAとJALが、トーイングトラクターの自動運転レベル4を実用化した。
同社によると、VMEの導入で、空港の制限区域内の交差点において、信号の自動制御が可能となる。それにより、有人車両と自動運転車両の安全かつ円滑な交通整理を実現。また、自動運転車両からの見通し確保が困難な箇所にカメラ装置を設置し、その映像を自動運転の管理者へ配信することで、死角を補い高精度な安全管理が可能になるとしている。
12日の終値は、前週末比34円安の5492円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社