アパレル大手のTSIホールディングスが急反発、前日比155円高の1270円を付けた。14日引け後、26年2月期第1四半期(3−5月)決算に加え、自社株買いを発表し人気を集めた。
第1四半期の連結営業利益は15億1400万円(前年同期比48.7%増)だった。「AVIREX」や「Schott」などメンズカジュアルが好調に推移したほか、「Arpegestory」などレディースブランドの一部が回復した。通期予想は営業利益57億円(前期比3.5倍)を据え置いた。
また同社は、450万株(自己株を除く発行済株式総数の6.45%)・60億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は、7月23日−12月31日。取得した全株を消却する。
さらに、ファッション・小物雑貨・家具などを手掛けるデイトナ・インターナショナル(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化することも発表。事業ポートフォリオの戦略的補完と、新たな顧客獲得を見込む。
15日の終値は、前日比97円高の1212円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社