ニコンは16日、半導体デバイス製造の後工程にあたるアドバンストパッケージング向けに、1.0μm(マイクロメートル)の高解像度かつ600mm(ミリメートル)角の大型基板に対応した、デジタル露光装置「DSP−100」の受注を7月から開始すると発表した。
同社によると「DSP−100」は、半導体露光装置の「高解像技術」とFPD(フラットパネルディスプレー)露光装置のマルチレンズテクノロジーによる「高生産性」を両立した。また、一般的な露光装置では回路パターンが描かれたフォトマスクを用いるが、同装置はフォトマスクを使わずに、回路パターンを表示したSLM(空間光変調器)に光源からの光を照射し、投影レンズを用いて基板に転写。それにより、フォトマスクサイズの制約を受けることなく大型のアドバンストパッケージングに対応するという。
16日の終値は、前日比15.5円安の1420円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社