丸紅は16日、豪州で肉牛の肥育事業を行うRangers Valley Cattle Station(Rangers Valley)の全株式を、同国で同様の事業を行うStanbroke Holding Company(Stanbroke)に譲渡することで合意したと発表した。
同社は1988年に、Rangers Valleyへ出資。それ以降は、生産・販売両面で事業の拡大を続け、現在では同国トップクラス(同社調べ)となる4万頭を超える肉牛を肥育する。同社は中期経営計画で、投資の回収を促進し、創出したキャッシュを優良な成長投資に優先配分することを掲げているが、今回の株式譲渡はこの戦略の一環として実施したものという。引き続き、資産入替による事業ポートフォリオの強化を図り、企業価値向上の実現を目指すとしている。
16日の終値は、前日比66円安の3604円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社