安永が急騰。前週末比150円ストップ高の1013円を付け、10月22日の年初来高値988円を大きく更新した。前週末14日引け後、26年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を明らかにし、好感された。
26年3月期の業績予想で、売上高を327億円から333億円(前期比5.8%増)に、営業利益を14億円から18億円(同2.4倍)に引き上げた。主としてエンジン部品事業で、国内および北米市場向け需要が想定を上回る見込み。利益面では、売上増加による利益好転に加え、一部顧客の投資計画の見直しで、低稼働となっていた生産設備の投資回収のメドがついたことにより、採算性が向上したという。期末配当予想は、従来の5円から7円(前期実績8円)に修正。第2四半期末の7円(同5円)と合わせた年間配当は14円(同13円)となる見込み。
26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の決算は、売上高が163億2400万円(前年同期比11.1%増)、営業利益が7億6500万円(同9.4倍)だった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社