大成建設は18日、高速走行中の電気自動車(EV)に無線給電が可能な次世代道路「T−iPower Road」を、同社グループ次世代技術実証センター(福島県田村市)の延長20メートル区間に構築し、最高時速60キロメートルで走行する車両による実証実験で、最大出力10キロワットの連続無線給電に成功したと発表した。
同社によると今回の実験では、最高時速60キロメートルで走行する車両に連続無線給電を行った場合の伝送効率は平均66%(最大71%)、道路側からの最大10キロワットの送電出力に対して、EV側で6−7キロワットの電力を連続受電できることを確認した。また、無線給電道路の施工や更新・メンテナンスは、大型施工機械を用いる在来工法とほぼ同じ施工法で対応できるなど、施工性や維持管理面に優れているとしている。
18日の終値は、前日比28円安の8563円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社