インフルエンザウイルスキットなどを製造、販売するミズホメディーが急伸、89円高の1715円を付け、10月6日の年初来高値1675円を大きく更新した。19日正午、25年12月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を発表、買い人気を集めた。
25年12月期の業績予想で、売上高を90億6400万円から113億4900万円(前期比0.7%減)に、営業利益を31億6400万円から46億9000万円(同4.6%減)に引き上げ、減益幅が縮小する。インフルエンザの流行は 24/25シーズンより1カ月程度早い10月初旬から流行入り(過去20年間で2番目の早さ)し、さらに、11月中旬には警報レベルを超えるなど異例の早さで感染拡大。特に、新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原同時検出キットの需要が急激に増加し、各種経営施策による供給能力の拡大や新規の採用施設(病院・クリニック)増加の効果もあり、売上高が拡大した。利益面では、増収に伴う売上構成比の変化や稼働率の上昇などが寄与する。期末配当予想は、従来の45円から50円(前期実績60円)に引き上げ、第2四半期末の50円(株式分割を考慮後で40円)と合わせた年間配当は100円(同100円)になるとした。
19日の終値は、前日比89円高の1715円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社