アイシンは2日、同社が開発するマルチモーダル対話AIエージェント「Saya」が、東京都港区が公募する「みなと新技術チャレンジ提案制度」に採択されたと発表した。
マルチモーダル対話AIエージェント「Saya」は、フル3DCGのキャラクター「Saya」をヒトのように自然に制御する機能や、画像AI、音声AI、大規模言語モデル(LLM)を搭載したAI対話システム。カメラやマイクを活用し対話の状況を的確に捉えることで、より人に近い自然で共感的なコミュニケーションを実現するという。
今回の実証実験では、「Saya」が港区のホームページから収集した情報をもとに来訪者と対話し、適切な窓口への案内や区に関するニュース発信を行う。バーチャルヒューマンによる行政案内の利便性向上や親しみやすさ、ダイバーシティ対応、区役所窓口の混雑解消や職員の負担軽減を検証するとしている。
2日の終値は、前日比0.5円高の2516.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社