オリックスは2日、グループのオリックス環境と、集合住宅などの改修工事や解体工事で廃棄されるアルミサッシの水平リサイクルを開始すると発表した。
水平リサイクルとは、使用済み製品を原料として、再び同じ種類の製品を製造するリサイクル手法で、廃棄物の削減や資源の有効活用を通じ、環境負荷を軽減する。同社の今回の取り組みでは、リサイクル事業者であるオリックス環境が解体業者やリフォーム業者から使用済み窓を回収し、アルミサッシとガラスに分離する。その後、アルミサッシは、金属加工業者による高度選別工程を経て、サッシメーカーがリサイクルアルミとしてサッシ製造に再利用する。一方、ガラスは、カレット業者によりカレット(ガラス端材)として精製・品質確認された後、ガラスメーカーが新たな建築用板ガラス製造の原料として使用するという。今後は、建設・製造・環境分野などの多様な企業と連携しながら、同スキームの全国展開を推進するとしている。
2日の終値は、前週末比32円安の3034円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社