伊藤ハム米久ホールディングスが急伸、495円高の5000円を付けた。2日正午、26年3月期の連結業績予想を発表。大幅な増益見通しに配当の増額計画を示し、買い人気を集めた。
26年3月期業績は、売上高1兆300億円(前期比4.2%増)、営業利益265億円(同35.4%増)を予想。原材料価格およびユーティリティーコストの上昇などを背景とする原価上昇に対応した販売価格の適正化を進めるとともに、収益拡大に向けた国内バリューチェーンの強化や海外事業の成長加速を目指す。配当は第1四半期末に記念配当85円(前期はなし)、第2四半期末に普通配当70円(前期実績70円)、第3四半期末に記念配当90円(前期はなし)、第4四半期末に普通配当75円(前期実績75円)の合計320円(同145円)とする計画。
25年3月期決算は、売上高が9887億7100万円(前期比3.5%増)、営業利益は195億7600万円(同12.4%減)だった。
2日の終値は、前日比440円高の4945円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社