精密機器メーカーのリズムが前日比700円ストップ高の4130円を付けた。23日引け後、26年3月期業績予想の開示に加え、中期経営計画の修正、配当の増額と方針変更、株主優待制度の導入、自社株買いを発表し、買い人気を集めた。
未定だった通期の連結営業利益予想を15億5000万円(前期比89.7%増)とした。貿易関税問題の影響を受けていないことに加え、精密部品事業と生活用品事業が好調に推移した。中期経営計画においては、最終年度となる27年度(28年3月期)のモビリティー売上高を130億円から140億円に引き上げた。
あわせて、配当性向30%・1株30円以上としていた配当方針を、配当性向(連結)35%・DOE(連結純資産配当率)4%以上に引き上げた。これに伴い、未定としていた期末一括配当を151.75円(前期実績73円)とした。
さらに、株主優待制度の導入も発表。毎年3月末の株主名簿に記載された、保有株数100株以上の株主を対象に、電子マネーまたは電子ギフト1万5000円相当を贈呈する。
また同社は、29万1500株(自己株を除く発行済株式総数の3.53%)・10億円を上限とする自社株買い枠を設定し、きょう24日午前の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)で全29万1500株を取得したことも明らかにした。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社