東リが急伸、30円高の502円を付け、2月10日の年初来高値481円を大きく更新した。24日午後2時、25年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を発表、買い人気を集めた。
25年3月期業績予想で、売上高を1050億円から1057億円(前期比3.2%増)に、経常利益を42億5000万円から46億5000万円(同11.3%減)に引き上げ、減益幅が縮小する見込み。売上高は新製品を中心とする販売数量の伸長と、昨年12月に実施した一部製品の上代価格改定効果などで、前回予想を上回る見通し。利益面では、増収効果に加え、大型設備投資によるコストダウン効果、販管費の縮減などを織り込んだ。期末配当予想は、従来の14円から16円(前期実績16円)に引き上げ、第2四半期末の5円(同3円)と合わせた年間配当は21円(同19円)となる見込み。
24日の終値は、前日比27円高の499円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社