北日本銀行が急伸、310円高の4100円を付け、9日の年初来高値3945円を大きく更新した。25日午後1時30分、株主還元方針の策定とそれに伴う配当予想の増額を明らかにし、買い人気を集めた。
同行では株主還元方針で、地域金融機関として、自己資本の充実による持続可能な経営基盤確保を基本としつつ、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向35%を目安とするとともに、機動的な自己株式の取得で、株主利益と資本収益性の向上を図る。さらに30年3月期までに配当性向40%を目指すとした。還元の策定を受け、26年3月期の配当予想を修正。第2四半期末は従来の50円から65円(前期実績40円)に、期末は同50円から65円(同60円)にそれぞれ引き上げた。年間配当は130円(同100円)となる見込み。
25日の終値は、前日比205円高の3995円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社