日立は26日、ハピネスプラネット(東京都国分寺市)と、複数のAI(人工知能)エージェントが議論することで、自律的により深い洞察や創造的な視点を生み出していく自己成長型生成AIを共同開発したと発表した。
従来の生成AIは、学習データを超えた深い洞察や創造的な視点を生み出すことに限界があった。今回、ハピネスプラネットと日立の独自技術を活用した自己成長型AIサービスは、各専門分野に特化した600種類のAIエージェントが自律的に議論することで、利用者固有のデータに頼らず、個別の経営課題に合わせた深い洞察や創造的な選択肢を生成できるという。人の思考を拡張する知の増幅器(Intelligence Amplifier)として、経営計画策定やIR対応、新規事業構想、営業戦略策定、経営会議の質の向上など幅広い経営シーンで活用が可能としている。
ハピネスプラネットでは、開発した生成AIを活用した自己成長型AIサービス「Happiness Planet FIRA」を、同日から提供を開始するとしている。
26日の終値は、前日比67円安の4047円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社