コマツは27日、日本国内で大規模災害が発生した際に、Komtraxから取得している建機の位置情報を、JCMA(日本建設機械施工協会)を通じて国土交通省に提供する取り組みを始めると発表した。
国土交通省は災害協定に基づき、災害発生時に出動可能な建機の台数や機種、保管場所などの情報を建設会社やレンタル会社から収集している。今回新たに始まった取り組みは、同社をはじめとする建機メーカーが自社システムを通じて取得した建機の位置情報などを提供するもの。それにより、国土交通省は災害現場近辺にある建機の位置などを正確に把握することで、被災現場の早期復旧や被害拡大防止につなげるという。
Komtraxは、同社が開発した建設機械の情報を遠隔で確認するためのシステム。同社によれば、01年から標準装備化を進め、現在約25万2000台のKomtrax装備車両が国内で稼動しているという。
27日の終値は、前日比114円高の4691円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社