不動産仲介やリフォーム、開発分譲などを手掛けるウィルが後場に入り急伸。前日比34円高となる505円を付け、年初来高値を更新した。きょう28日正午、25年12月期第2四半期累計(1−6月)業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。
第2四半期累計の連結営業利益予想を4億1100万円から5億5400万円(前年同期比39.9%増)に引き上げた。流通事業において、住宅購入に関する成約件数が前年同期比10.3%増加したほか、流通事業での中古住宅の取扱件数も同13.5%増加し、「中古×リフォーム×FP」の引渡件数も同4.6%増加した。また開発分譲事業において、戸建プロジェクトの引渡戸数が当初計画を上回った。
なお、各国中央銀行の政策転換による金利上昇リスクや、国内外の政治動向に対する不確実性の影響などを保守的に勘案し、通期予想は据え置いた。
28日の終値は、前週末比16円高の487円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社