信越化学工業が急騰し、4日続伸、前日比359円高の4405円を付けた。25日引け後、25年3月期決算と、26年3月期第1四半期(4−6月)の業績予想に加え、新たな自社株の購入枠設定を発表した。
25年3月期の連結営業利益は7421億円(前期比5.9%増)だった。電子材料や機能材料が好調に推移した。26年3月期第1四半期の営業利益予想は1660億円(前年同期比13.1%減)とした。なお、通期予想については、通商問題とその影響や、為替変動から合理的に行うことは難しいと判断し、いったん未定とした。
また同社は、2億株(自己株を除く発行済株式総数の10.2%)・5000億円を上限とする大規模な自社株買い枠を設定。取得期間は25年5月21日から26年4月24日までとした。
28日の終値は、前週末比267円高の4313円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社