清水建設が急伸、138.5円高の1788円を付け、23日の年初来高値1709.5円を大きく更新した。29日午後1時、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し買い人気を集めた。
第1四半期決算は、売上高が4417億9900万円(前年同期比10.2%増)、経常利益が184億9600万円(同3.0倍)だった。売上高は、手持ちの大型工事が順調に進ちょくしたことなどで完成工事高が増加。利益面では、完成工事高の増加および工事採算の改善による完成工事総利益の増加、開発物件の売却による開発事業等総利益が増えたことも寄与する。
26年3月期業績予想は、売上高が1兆9100億円(前期比1.8%減)、経常利益730億円(同1.9%増)を据え置いている。
29日の終値は、前日比27円高の1676.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社