J.フロントリテイリングが続落、44円安の2190円を付けた。前週末26日引け後、26年2月期第3四半期累計(25年3−11月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な営業減益となり、嫌気された。
第3四半期累計の決算は、売上収益が3281億2700万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は406億9200万円(同20.4%減)だった。売上収益は、百貨店事業の免税売上高が大幅に減少したものの、百貨店事業で国内顧客の売上、またショッピングセンター(SC)事業が堅調に推移した。利益面では、前期に計上した心斎橋共同センタービルディングの株式取得(子会社化)に伴う段階取得に係る差益の反動減などが響いた。
26年2月期業績予想は、売上収益4520億円(前期比2.3%増)、営業利益440億円(同24.4%減)を据え置き。第3四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上収益で72.6%、営業利益で92.5%となっている。
29日の終値は、前週末比24円安の2210円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社