SANEIが急落、254円安の2001円を付けた。28日引け後、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算を発表。大幅な減益となり嫌気された。
第1四半期決算は、売上高が71億900万円(前年同期比4.8%増)、営業利益は2億4900万円(同39.3%減)だった。売上高は、ホテル・飲食店などの非住宅分野における加飾水栓の需要増に加え、前年にリリースした予洗い水栓プレパシュ+の販売増、高付加価値水栓シリーズの販売拡大が寄与した。一方、利益面では、大阪・関西万博関連の費用計上、ならびに昨年竣工した岐阜工場(第1工場)に関するプロモーション活動費など、一時的な費用の発生が影響した。
第2四半期累計(25年4−9月)の業績予想は、売上高145億円(前年同期比6.8%増)、営業利益9億5000万円(同43.4%増)を据え置いている。
29日の終値は、前日比246円安の2009円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社