事務用品やオフィス家具大手のコクヨが２日続落、前日比４２．２円安となる８８１．３円を付けた。３０日正午、２５年１２月期業績・配当予想の増額を発表したが、後場に入り急落ている。
通期の連結業績予想について、売上高を３６６０億円から３５７０億円（前期比５．４％増）に引き下げた一方、営業利益を２４０億円から２５０億円（同１１．０％増）に引き上げた。ビジネスサプライ流通事業の遅れと、ファニチャー事業の好調を織り込んだ。第２四半期累計（１−６月）業績は、売上高が１８５２億７００万円（前年同期比３．５％増）、営業利益は１７６億９０００万円（同１１．１％増）だった。
また同社は、今期の配当予想を、中間・期末とも従来の１１．３７５円から１１．５円に引き上げ。年間配当は２３円（前期実績１９．２５円）を予定している。
売上高の低迷が売り材料視されたほか、株価が高値圏に位置していたことから、利益確定売りも出たようだ。
３０日の終値は、前日比１９．８円安の９０３．７円。
［ 株式新聞ダイジェスト ］ 提供：ウエルスアドバイザー社
