人材派遣大手のパソナグループが5日ぶりに反落、前日比95円安となる2210円を付けた。27日引け後、25年5月期業績予想の下方修正を発表し、売り材料視された。
通期の連結業績予想について、営業損益を17億円の黒字から12億5000万円の赤字(前期は67億9400万円の黒字)に、最終損益を43億円の赤字から86億5000万円の赤字(同958億9100万円の黒字)に、それぞれ引き下げた。約48億3000万円の万博出展関連費用を特別損失として計上する見込みとなった。さらに、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ソリューションにおいて大型受託案件がピークアウトしたことなども反映させた。
なお、7月15日に発表を予定している26年5月期の連結業績見通しについて、現時点では黒字転換を計画している。
30日の終値は、前週末比67円安の2238円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社