株式新聞ダイジェスト

<30日の動意株>商船三井が急落、26年3月期は大幅な減益見通しに配当の減額計画

 商船三井が急落、850円安の4422円を付けた。30日正午、26年3月期の連結業績予想を発表。大幅な減益見通しに配当の減額計画を示し、嫌気された。

 26年3月期業績は、売上高1兆7000億円(前期比4.3%減)、経常利益1500億円(同64.3%減)を予想。ドライバルク事業が、米国の高関税政策により海上荷動きの停滞を見込む。一方、製品輸送事業は、米高関税政策の影響を受けるものの、一定程度の利益確保を見込む。エネルギー事業は、OPEC(石油輸出国機構)プラス諸国の減産規模縮小などを背景に市況は底堅く推移するとみている。配当は、第2四半期末75円(前期実績180円)、期末75円(同180円)の合計150円(同360円)に減額となる見込み。

 25年3月期決算は、売上高が1兆7754億7000万円(前期比9.1%増)、経常利益4197億300万円(同62.1%増)だった。

 30日の終値は、前営業日比533円安の4739円。
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